お知らせ

2021.10.01 コラム

美しい立ち居振る舞い

ふりそでの日は、いつもより少し身のこなしに気を配ってみましょう。

基本の立ち居振る舞いを覚えておけば、着崩れもせず、一日中ふりそで美人で過ごせます。

 

 

1. 立ち方 歩き方

 

背筋を伸ばすのがポイント

 

立ち方
背筋を伸ばして膝をゆるめずに立ち、足元はまっすぐ揃えます。手は軽く前で揃えましょう。

 

歩き方
背筋を伸ばし、まっすぐにすっすっと歩きます。必要以上に狭い歩幅や内股にする必要はありません。ぞうりは引きずらないように気をつけて。

 

2. 椅子の座り方

 

椅子には浅く腰かけて

 

椅子の前に立ち、長い袖を持ってから浅めに腰掛けます。

袖は地面につかないように膝の上でたたんでおきます。

腰と背中を伸ばして背もたれに寄りかからない姿勢を保ちましょう。足を組んだり、広げて座るのはもちろんNG!

 

3. 階段の上り下り

 

一歩一歩ゆっくりと

 

階段を上るときは、左右の袖を左手にかけ、裾を踏まないように右手で上前を持ってグッと引き上げながら慎重に足を運びます。

下りるときも袖を左手で持ち、ぞうりが音を立てないようにゆっくりと下ります。

エスカレーターを使う際は、裾や袖が巻き込まれたり、汚れがついたりしないように気をつけて。

 

4. 車の乗り降り

 

一番最後に乗りましょう

 

車に乗るときは、まずシートにおしりを乗せ、髪型が崩れないように気をつけながら頭を車内に入れます。

袖に注意しながら体を回転させて足を車内に入れ、浅く腰掛けます。車内で移動するのは大変なので、最後に乗りましょう。

下りるときは、乗るときと逆の動作をします。

 

5. トイレの行き方

 

「どうしよう?!」となる前に

 

誰でも一番戸惑うのがトイレです。

必ず洋式トイレに入り、まず袖の中ほどを帯や帯じめに挟み込みます。きものクリップで留めるとなお安心。

次に、きもの、長襦袢と順番に裾からめくり上げ、最後に裾よけを上げて全部包むようにしてから端を帯にグッとはさみます。

済んだら裾よけから一枚ずつ元に戻します。手を洗ったら袖も元通りにして、着崩れを軽く整えれば完了!